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(映画)ホテル・ルワンダ
2005年 02月 27日
ルワンダで、1994 年、大統領が暗殺された事件を契機に、3ヶ月ほどの間に、80万人が犠牲になるという恐怖の大虐殺が起こりました。悲惨な恐ろしい出来事が起こっていたのに、資源のない国なので世界から注目されることもなく、平和活動を続けるはずの外国の軍隊もジャーナリストたちも、上部からの命令で退去してしまったのです。外国人の上司が国外脱出した後の混乱したホテルを指揮して、多くの人の命を守った実在のルワンダ人ホテルマンを描いた映画です。
凄惨な内容の映画ですが、主役のドン・チードルと妻のソフィー・オコネドーの二人の好演をはじめ、UN軍のカナダ人の隊長、アメリカ人ジャーナリスト、そして、ベルギー人のホテル会社の重役(ジャン・レノ)、赤十字の女性、それぞれ脇を固めて、ところどころユーモアのある台詞や、なんとかみんなを救おうと努力して苦悩する人間像、夫婦の愛の絆を見せてくれて、ホッとする部分も随所にありました。 ルワンダの96%の子供たちは、この大虐殺で、目の前で両親や近所の人が殺されるのを見たのだそうです。また多くの孤児たちが心の傷をかかえたまま、今も苦しんでいるとのこと。この子供たちのために、今、私の通う教会の人たちが、英文の手記などを日本語に翻訳して、支援活動を呼びかける準備をされています。その活動がルワンダの孤児たちの心を癒す力に育っていくようにと心から願っています。 6月24日に、この映画が日本国内の上映のメドがたたないまま、との情報を得ました。詳細は 『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会についてに書いております。
by melbournedayori
| 2005-02-27 22:07
| 映画
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